JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Pat Metheny Group パット・メセニー・グループ  Still Life (Talking)

惚れ直す ふと、ランダム再生のitunesから流れてきた 冒頭の「Minuano」を聴いて、思わず聴き惚れてしまった。 1987年のPMGの体表的アルバムの一つであり、 学生時代に飽きるほど聴いて、身体化してしまったような音源なのに、 改めて、この体に染み…

Jesper Bodilsen, Morten Lund & Henrik Gunde『Moods』

素直、丁寧、節度 ステファノ・ボラーニとの作品で、いいなあと思っていた、 デンマークのベーシスト、イェスパー・ボディルセン。 ヘンリック・グンデと言うピアニストを従えたピアノトリオ作品。 北欧のテイストという形容詞は、いつもあまり好きになれな…

Gal Costa  ガル・コスタ Canta Tom Jobim

異国の蒼穹に溶け込んでゆくうたごえ 今一つ、心が沈みがちなときに、 この二枚組のガルのライブ・アルバムを聴くと、 元気をたくさんもらえる。 わたくしにとって、宝物の一枚である。 ガル・コスタの伸びやかで、艶やかな声は、 低空飛行しているわたくし…

Megumi Yonezawa Trio 米澤めぐみ  Resonance

抑制美 初めて聴く、米澤めぐみのピアノである。 ひたすら、淡々と、抑揚も抑え気味で、過度に盛り上げることもない。 延々とたゆたうように、むしろ朴訥とした印象で、修行僧のように、 無表情で通り抜ける感覚が心地よい。 華美で、ダイナミズムに満ち溢れ…

Miles Davis  マイルス・デービス Sorcerer

クリエイティブとは マイルス、ショーター、ハンコック 、ロン、トニー、 黄金ユニットの最高傑作であると思う。 非常に自由に演っている。 まさにジャズの特質である即興性というものを いろいろな角度から追求し、構築していった実験的なプロセスがここに…

DOMi & JD BECK

ハマってます。 やっばり、すごすぎます あらためて、こうふん してます ひさしぶりの たかまり こんなことって・・・・ www.youtube.com この「スマイル」という曲、頭から離れません。あゝ・・・。 www.youtube.com

Pat Metheny パット・メセニー Watercolors

メセニー&メイズの原点 1曲目のアルバムタイトル曲「Watercolors」を聴くと、 たちまちに、多感な頃の若かりし時代の、甘酸っぱいような、 悲しいような、嬉しいような、寂しいような、 なんとも言えない、色彩豊かな感覚が胸いっぱいに広がってくる。 ECM…

DOMi & JD BECK ドミ& JDベック NOT TiGHT

ワクワクする! 「軽さ」と「確かさ」 あまりこれまで聴いたことのないタイプの音楽でも わたしが、惹きこまれ、ワクワクしてしまう時に感ずるときの傾向として、 いつも「軽さ」と「確かさ」の感覚というものがある。 「確かさ」とは、 音楽の基本やテクニ…

Tommy Flanagan トミー・フラナガン Overseas

あゝ 理想のGroove! あまりにも有名な、トミー・フラナガンの初リーダー作品にして、 最高傑作の一つである。 ジャケットといい、メンバーといい、選曲といい、 全てが素晴らしい作品である。 もう最初の「リラクシン・アット・カマロ」を聴くだけで、 その…

Joel Ross ジョエル・ロス The Parable of the Poet

優しさと、大らかさに満ちた音楽。傑作である! こういう音楽を聴くと、 音楽ってすごいなぁと今更ながら、感慨に浸ってしまう。 じわーっと心の奥に滑り込んでいくような感覚。 傑作であると思う。 個々のメンバーの技量もさることながら、 多分、入念な構…

Charlie Parker  チャーリーパーカー  With Strings

アドリブがテーマになりうる 人には、何度聞いても聞き飽きない名盤というものがあるが、 私にとって、その代表格のようなアルバム。 シンプルにストリングスをバックにパーカーが流暢に歌っている。 ホントに気持ち良さげなのである。 パーカーがストリング…

Melissa Aldana メリッサ・アルダナ 12 Stars

メリッサ・アルダナのブルーノートデビュー作 メリッサ・アルダナの技量と可能性を知ることのできる傑作である。 インプロバイザーとしての技量も素晴らしいが、 音楽全体の構成、展開力を備えたオーガナイザーとしての可能性感を感じる。 演奏にも参加して…

Chick Corea And Gary Burton チック・コリア&ケーリー・バートン In Concert, Zurich,

青春の熱くも儚い、思い出 この豪奢な感じの2枚組のレコードを買った時の興奮は、 今でもよく覚えている。 そして、また、針を落として、スピーカーから流れる、 二人の一糸乱れぬ、緊張感のある完璧なデュオ・プレイを聴いて、 心から打ち震えたものだ。 …

魚返 明未 & 井上 銘

心に沁みる音色 おがえりあみ と いのうえめい 名前もいいが、音楽もいい。 井上銘のギターの魅力は、かねがね、書き留めておきたかったのであるが、 このアルバムを聴いて、いてもたってもいられなくなった。 やはり、彼のギターの音色である。 非常にシン…

Sonny Stitt  ソニー・スティット  Sits in with the Oscar Peterson Trio

サイドマンとしてのピーターソンの凄み それにしても地味なジャケット。 なんちゅう安易なデザイン! それに反して、演奏はとてもエキサイティングで、思わず聴き惚れてしまう。 スティットが、アルト、テナーを使い分け、 本気度の高いブローが、絶好調なの…

Manuel Linhares マヌエル・リニャレス Suspenso

ラージ・アンサンブルの魅力 また、素晴らしいミナス・サウンドに出会った。 アントニオ・ロウレイロのプロデュースだけあって、期待が高まったが、 期待以上の素晴らしいアルバムに仕上がっている。 冒頭曲のMarcha Lenta を聴いただけでも、背筋に戦慄が走…

Kit Downes キット・ダウナーズ Vermillion

美しいピアノトリオが、またひとつ 初物である。 キット・ダウンズというイギリスのピアニスト。 北欧やイタリアなど、本当に多くの耽美的なアプローチのピアニストが、 数多いて、少々、辟易としている状況の中、 背筋の通った、硬質で、三者のインタープレ…

SCOTT HAMILTON  スコット・ハミルトン  LIVE IN BERN

「歌う」ことの難しさ スコット・ハミルトンを聴くと、いつも感じるのは、「よく歌ってるなあ」ということ。これから、ボーカルを志す人は、この人のソロをこそ、勉強すればいいのにと思う。スコット・ハミルトンの、ほぼ予定調和で、流麗なソロが流れてくる…

Brad Mehldau  ブラッド・メルドー The Art Of The Trio Vol.1

ただ事でないピアノ このThe Art Of The TrioシリーズはVol.1〜5の5部作になっているが、 エバンスのリバーサイド4部作のように、 メルドーを語る上で外せない初期メルドーの傑作アルバム群である。 発売当時、度肝を抜かれたものである。 今更ではある…

Scott Kinsey and Mer Sal スコット・キンゼイ&メル・サル Adjustments  

ザビヌル遺伝子 2022年の最初に紹介するのは、 スコット・キンゼイの新作。 それもシンガーソング・ライターのメル・サルとの共演作ということで、 果たして、どんなテイストのザビヌルミュージックが聴けるか、 年初めからワクワクして聴いた。 私同様…

2021のBEST3

今年のベストは、ルバルカバ、ロイド、ロバーノ Jon Secada & Gonzalo Rubalcaba ジョン・セダカ&ゴンサロ・ルバルカバ Solos Charles Lloyd & the Marvels チャールス・ロイド&ザ・マーヴェルス Tone Poem JOE LOVANO ジョー・ロヴァーノ Garden of Expre…

Gerald Clayton ジェラルド・クレイトン Bond: The Paris Sessions

全てが備わった、ピアニストの最高峰 2011年のジェラルド・クレイトン2作目のリーダーアルバム。 私は、このアルバムが大好きで、本当によく聴く。 ジェラルド・クレイトンは、 テクニック、リズム、音づかい、ダイナミクス、歌ごころ、ハーモニー、構…

Chaca Khan チャカ・カーン/Like A Sugar       Khruangbin クルアンビン /NPR Music Tiny Desk Concert Moonchild ムーン・チャイルド/NPR Music Tiny Desk Concert

番外編 思わず聴き惚れた音楽選 しあわせなことに、現在の私たちは、 気軽に、簡単に、様々な音楽に触れる環境の中にある。 そのことが、却って不幸だと、昔を懐かしむ方もいるが、 溢れる数多の音楽の中から、自分の直感と好奇心を持って、 これぞという音…

Ibrahim Maalouf イブラヒム・マーロフ First Noel & Andrea Motis アンドレア・モティス Colors & Shadows 

素敵なクリスマスに! あなたのクリスマスを彩るであろう、 素敵なアルバムを、2枚、同時にご紹介します。 一枚目は、まさにクリスマスソングを扱った、 イブラヒム・マーロフのニュー・アルバム、「ファースト・ノエル」。 マーロフにとって縁の深い教会で…

CHET BAKER チェット・ベイカー The Touch Of Your Lips

うたごころ 最近、演奏するに当たって、心掛けていることがある。 ジャズの場合、おおよそ、イントロ〜テーマ〜ソロ〜テーマ〜エンディング という構成、流れの中で、一つの曲を仕上げる訳だが、 1 テーマは、しっかり原曲の魅力を引き出して丹念に歌い上げ…

Bill Charlap ビル・チャーラップ  Street of Dreams

「斯くあるべし」 ビル・チャーラップ・トリオの新譜である。 「大好きなんです!」という訳ではないが、 やはり聴かずにはおられない。 ブルーノート復帰作ということらしい。 まず、ジャケットが渋い。 一番左側が、ビルだが、ビルに見えない。 ウォールス…

Mulgrew Miller  マルグリュー・ミラー Solo

マルグリュー・ミラーの打鍵 ジャズピアノの個性として、 一聴して、わかりやすいのはピアノタッチである。 勿論、ピアノの種類や調律の仕方によっても、 タッチレスポンスがかなり違い、奏でられる音質も変わってくる。 私の好みの音は、比較的、軽い打弦で…

Brad Mehldau & Orpheus Chamber Orchestra ブラッド・メルドー&オルフェウス室内管弦楽団 Variations On A Melancholy Theme

底知れぬメルドー メルドー自身が、この作品の音楽性について、 「ブラームスがある日起きたらブルースになっていたようなイメージだ」 と書いてるようです。 ブラームスと言われて、思い出したのが、 若きグレーン・グールドが録音した、 ブラームス晩年の…

Sonny Rollins ソニー・ロリンズ on Impulse!

ロリンズの焦燥と奔放さ 自分の演奏に行き詰まりを感じたり、後ろ向きな気持ちになったときは、 ロリンズを聴く。 私の即興の心の師、ソニー・ロリンズ。 ロリンズを聴くと、心が解放されていくと同時に、 熱き想いが、心に沸き起こってくる。 特にインパル…

Norah Jones ノラ・ジョーンズ I Dream Of Christmas

シンプル クリスマス! ノラ・ジョーンズ初のクリスマス・アルバム。 ジャケットといい、選曲といい、 クリスマスという言葉の持つなんともいえない雰囲気を ストレートに、シンプルに伝えてくれるアルバムに仕上がっている。 とある紹介記事によると、ノラ…