JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Tyler, the Creator タイラー・ザ・クリエイター Scum Fuck Flower Boy

なんてクリエイティブな音楽!

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2017年と、少し前の作品になるし、

ジャズの範疇に分類できないが、どうしても取り上げたいアルバム。

 

きっかけは、

「NPR Music Tiny Desk Concerts」(タイニー・デスク・コンサート)の動画視聴。

アメリカの公共ラジオ放送NPR(National Public Radio)の音楽部門の事務所で

開催されている。

タイニー・デスク・コンサートは、文字どおり、小さなオフィス内の一角で行われる

ライブ。観客もいるが、スタッフ中心で、とても密な空間で繰り広げられる現場に、

若手の注目株から著名な大御所まで、さまざまなミュージシャンが登場していて、

リラックスした雰囲気の中で、とても贅沢で魅力あるパフォーマンスが、

繰り広げられており、久しぶりに食い入るように見てしまった。

 

その中でも、一番、琴線にふれたのが、このタイラー・ザ・クリエイター。

この稀代のクリエーターは、アルバム「IGOR」で第62回グラミー賞を受賞したが、

式後のインタビューで語ったグラミーへの不満の言葉、

「俺たちはジャンルレスな音楽を作っているのにポップにはなれないのか」

という彼の発言は、ヒップホップという枠から逸脱したポップスそのものであると

世間に知らしめることとなったと言われる。

 

私も彼の詳細を知るわけではないが、

彼の創り出す、自由でキュートで内省的で、儚げで、甘美、スペーシーな

音作りに心底、感動してしまいました。

是非、聴いたことのない人は、次の動画を一度みてください。

 

01. Foreword
02. Where This Flower Blooms
03. Sometimes…
04. See You Again
05. Who Dat Boy?
06. Pothole
07. Garden Shred
08. Boredom
09. I Ain’t Got Time!
10. 911/Mr. Lonely
11. Dropping Seeds
12. November
13. Glitter
14. Enjoy Right Now Today

 


Tyler, The Creator: NPR Music Tiny Desk Concert

Set List

"Boredom" "See You Again" "Glitter"

 

MUSICIANS

Tyler Okonma (vocals, keys),

Jaret Landon (MD/Keys)

Dré Pinckney (Bass),

Dalton Hodo (Drums),

Kaye Fox (background vocals),

Kiandra Richardson (background vocals)