JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

JOE BARBIERI ジョー・バルビエリ Tratto Da Una Storia Vera

あー この幸福感!

f:id:zawinul:20210425085712j:plain

南米音楽に弱い私。

それも、イタリア系のアーティストのものに、感応しやすい。

 

この、ジョー・バルビエリ、キアラ・シヴェロとのデュオシングルで、

知ってはいたが、結構、日本でも人気があり、

多くの作品も世に出ている事は、知らなかった。

ジョー・バルビエリ自身が尊敬する、チェット・ベイカーの歌物レパートリーを

とりあげた「CHET LIVES!」を発表したり、無印良品のレーベルから、

復刻品が出るなど、多彩な活動をしているシンカーソングライターなのである。

 

ピアノのステファノ・ボラーニとか、ボーカルのキアラ・シヴェロもそうだが、

イタリア系という事で、少し濃厚で甘い、ある意味癖の強い感じが、

自分の心にやけにフィットしてきて、とろけていくようで、好きなのである。

 

このアルバムは、ストリングスの使い方の旨さ、

ポップス的な要素を重視した分かりやすさ、

そして、何より彼の甘い声も素晴らしく、

全編通して、多彩で、聴きやすく、うっとりするような流れを持った、

傑作に仕上がっていると思う。

 

なんと言っても、1曲目のファブリッツィオ・ボッソをフューチャーした、

「La Giusta Distanza」の素晴らしさ!

天気の良い新緑の日に、この音楽をかけていると、

幸福感に包まれるのである。

 

ジョー・バルビエリ(vo, g, org, el.p, perc)

ジャキス・モレレンバウム(cello)

ファブリッツィオ・ボッソ(tp)

マウロ・オットリーニ(tb)

アルベルト・マルシコ(org)

カルメンコンソリ(vo)

トスカ(vo)

セルジョ・カンマリエーレ(vo)

ダヴァブジ クラリネット四重奏団

 

01. La Giusta Distanza (con Fabrizio Bosso)
02. Promemoria (con Mauro Ottolini)
03. Previsioni Del Tempo
04. Niente Di Grave (con Jaques Morelenbaum)
05. Lazzari Felici
06. Vedi Napoli E Poi Canta (con Alberto Marsico)
07. In Buone Mani (con Carmen Consoli)
08. Alla Fine 
09. Tu, Io E Domani (con Fabrizio Bosso, Luca Bulgarelli, Sergio Cammariere)
10. Manifesto (con Quartetto Davabugi)
11. Mentre Ridi

 

動画は、2曲目の「Promemoria」


www.youtube.com