JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

2021のBEST3

今年のベストは、ルバルカバ、ロイド、ロバーノ

 

 

Jon Secada & Gonzalo Rubalcaba ジョン・セダカ&ゴンサロ・ルバルカバ Solos

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Charles Lloyd & the Marvels チャールス・ロイド&ザ・マーヴェルス Tone Poem

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順位付けはしない。

今年は、あまり新譜を積極的に聴かなかったせいで、

サイトへの取上げ枚数も少ない中で、

衝撃感もあり、心から心酔できるものを厳選した。

 

まず、ジョン・セダカとゴンサロ・ルバルカバのデュオ作品。

一番衝撃を受けたアルバムとして、

また、ルバルカバの力量を再認識した一枚として、選んだ。

この二人のライブ映像があるのだが、

譜面もなしに、このクオリティ。

この音楽を仕上げるのにどのくらいの時間をかけたのであろうか。

これが、基本、即興だとしたら、両者とも恐るべき才能である。

 

次に、チャールス・ロイド。

久々に、愉快な気持ちで、音楽を楽しむ素晴らしさに浸れた一枚。

ロイドって、こういうメンフィス系の音楽風土や、

オーネット・コールマンの自由さを、根底に持っているように思うのである。

こんなに楽しげなロイドは他にないかも知れない。

恐るべし83歳の仙人!

 

最後に、ジョー・ロバーノ。

ロバーノとECMは相性がいいのか悪いのかは、

よくわからないが、

このマリリン・クリスペルのトリオとの相性は、素晴らしい。

ロバーノのテナーの深淵さを十二分に引き出すことに成功していると思うのである。

 

動画は、

冒頭のジョン・セダカとゴンサロ・ルバルカバのライブ映像。

ライブで、このクオリティ。背筋が凍る。

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