JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Joni Mitchell ジョニ・ミッチェル Shadows and Light

何度聴いても・・・

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学生時代、

京都河原町三条下るにあったジャズ喫茶「Big Boy」でバイトをしていた。

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ここでのバイトは、大勢の学生が在籍していたため、

比較的シフトが緩やかで、自分の都合に合わせて、働くことが出来た。

深夜帯(確か夜中の12時まで)に勤めると、タクシー代が出たのも魅力だった。

もちろん、タクシーで帰らず、原付タクシーで岩倉まで帰ったのを覚えている。

 

マスターの好みだが、新譜は聴けたし、時々、外タレのライブもあった。

デューク・ジョーダンジョージ・ケイブルスもここで生で聴いたなぁ。

そして、何より好きなレコードを自分で選ぶことができて、

今から思えば、本当にパラダイスのような楽しいバイトであった。

 

さて、このアルバム、このBig Boyの、ある一人の常連の女性客が、

来店すると、必ずリクエスト。そして、注文は、いつも「アメリカン」。

その耳元で囁くような妖艶な声と、物腰、そしていつも一人で来店して、

同じアルバムを欠かさずリクエストするこの女性の存在は、

バイト仲間の間でも気になる存在で、「アメリカンのお姐さん」と呼ばれていた。

余程好きなアルバムだったのであろう。

 

私も、そのおかげで何度、このアルバムを聴かされたことか。

当時、レーザーディスクの動画を別の店で見たことがあったが、

動画で見る、メセニー、ジャコ、、ブレッカーがあまりに格好良く、

衝撃的であったのを今も思い返す。

そして、あれから30年以上経って、聴いても全く色褪せていない。

今更ながら、胸が熱くなる。なんて贅沢!なんてドリーミー!

 

やはり、あの姐さんは、分かっていらしたのだ。

何度聴いても、いいものはいい!

だから、できればジャズ喫茶で大音量で、みんなと感激を共有したかったのではと。

あの時のお姐さんがこのブログを見て、「それ私だわ」と、

お気づきになられたら、ぜひ、ご連絡を!

 

Joni Mitchell (Vocals, Guitars)
Pat Metheny  (guitar)
Jaco Pastorius (bass)
Lyle Mays (keyboards)
Michael Brecker (saxophone)
Don Alias (Percussion, Drums)

1, Introduction
2, In France They Kiss on Main Street
3, Edith and the Kingpin
4, Coyote
5, Goodbye Pork Pie Hat
6, The Dry Cleaner from Des Moines
7, Amelia
8, Pat's Solo
9, Hejira
10, Black Crow
11, Don's Solo
12, Dreamland
13, Free Man in Paris
14, Band Introduction
15, Furry Sings the Blues
16, Why Do Fools Fall in Love?
17, Shadows and Light
18, God Must Be a Boogie Man
19, Woodstock

 

 

このアメリアという曲に続く、メセニーのソロを聴くと泣いてしまいます。


JONI MITCHELL - Amelia + Pat Metheny Solo