JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Dayna Stephens ディナ・スティーブンス  "Right Now!” LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD

これが生で聴けたなら

f:id:zawinul:20201002214619j:plain

作品ごとに、テーマがあり、コンセプトもマンネリにならず、

イデアの詰まったユニークなアルバムをコンスタントに制作し続ける、

ディナ・スティーブンス。

 

今回は、ビレッジバンガードでのライブアルバム。

総録音時間は140分と非常に長いが、ライブの雰囲気を堪能できる。

これが生で聴けたなら。

 

何しろ、アーロン・パークス、ベン・ストリート、グレゴリー・ハッチンソンを

従えてのワンホーンアルバム。食指が動くのは当然だ。

特に、アーロン・パークスの参加は、

常々、強力なリーダーシップ(ここではディナ)があるグルーブでの、

演奏で素晴らしいパフォーマンスを残すことが多いと感じている自分にとって、

非常に魅力的なメンバーセレクトである。

予想通り、パークスの演奏は、

久々にジャズのイディオムをまっとうに引き受けた上での、

センス溢れたパフォーマンスを繰り広げており、只々、素晴らしい。

 

そして、冒頭にも記したが、

ディナ・スティーブンスは、難病の腎臓疾患を抱えながらも、

常に、様々な編成やメンバーによる新たな試みを続け、その創造的な活動は、

メインストリーム系のミュージシャンとしては、

先陣を切っているアーティストの一人であると言える。

 

Dayna Stephens (ts, as, ss, Akai EWI4000s)

Aaron Parks (p)

Ben Street (b)

Gregory Hutchinson (ds)

 

01.Smoking Gun
02.Tarifa
03.Ran
04.Contagious
05.Radio-Active Earworm
06.Loosey Goosey
07.Faith Leap
08.Lesson One
09.Blakonian Groove

 


The Beginning of an Endless Happy Monday (Live)