JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Herbie Hancock ハービー・ハンコック  Sunlight

最高にハッピーなハンコック!

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アルトサックス奏者、加納奈美さんが、

「本日のウォーキングのお供、久々に聴いたけどやっぱいい〜」
 
と呟いた本作。
 
 
元気を出して、前を向いて歩こうという気分にさせてくれる、

私にとっても、とても大切な一枚。

 

表題曲の「Snulight」には、いつも勇気づけられる。

この曲を聴くと、いつも、

燦々の太陽がきらめく中、

一旦立ち止まって、深呼吸した後、

眩しい空を見上げ、遥か彼方の地平線に向かって、

とてもハッピーな気分で、ゆっくり歩いていく感じがするのである。

 

ジャズファンが嫌う、ヴォコーダーを使ってハンコックが歌う歌詞の意味は

よく知らないが、「I Thuught It Was You」にしろ、「Sunlight」にしろ、

前向きな明るさに満ちている。

こうした、ハンコックの陽性の一面や、素直さが大好きだ。

 

そして2曲目の「Come Running To Me」も、

現代版ファンク「Speak Like A Child」と言ってもいいような、

とても洗練されたアレンジ、そして、ハンコックのローズソロが素晴らしい。

 

ただ、気にいらないのは、最後の大曲「Good Quetion」。

ジャコ・パス、トニー・ウィリアムスが入って壮絶な演奏となっており、

これはこれで凄いのだが、このアルバムには、全くそぐわない。

こういう無頓着なところもハンコックらしいといえばらしいのですが・・・

 

Herbie Hancock(key,vo)

1.
Leon"Ndugu"Chancler(ds)
Byron Miller(b)
Wah Wah Watoson(g)
Ray Parker,Jr(g)
Raul Rekow(conga)

2.
James Levi(ds)
Paul Jackson(b)
Bill Summers(per)
Baba Duru(tablas)
Raul Rekow(congas)

3.
James Levi(ds)
Paul Jackson(b)
Ray Perker,Jr(g)
Bill Summers(per)
Bannie Maupin(ss)

4.
Hervey Mason(ds)
Paul Jackson(b)
Bill Summers(per)
Raul Rekow(congas)

5.
Tony Williams(ds)
Jaco Pastorius(b)
Bill Summers(per)
Raul Rekow(congas)
Patrick Gleeson(aditional synth)

1978 San Francisco

 

1.I Thought It Was You

2.Come Running To Me

3.Sunlight

4.No Means Yes

5.Good Question

 


Herbie Hancock - Sunlight