JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Miles Davis  マイルス・デービス Sorcerer

クリエイティブとは

マイルス、ショーター、ハンコック 、ロン、トニー、

黄金ユニットの最高傑作であると思う。

 

非常に自由に演っている。

まさにジャズの特質である即興性というものを

いろいろな角度から追求し、構築していった実験的なプロセスがここにある。

丁寧に聴き直してみると、

実に多様なチャレンジがなされていることに、改めて気づかされる。

最小限のテーマ提示、ビートの多様さ、

スポンティニアスなバッキング、などなど・・・

 

このアルバムでは、マイルスは楽曲を提供しておらず

方法論的に、もはや、マイルス自身による細かいディレクションというより、

個々のメンバーの確立した美学が、触発しあいながら、自発的に、

これまでに聴いたことのないような斬新な音楽を創り出しているわけだが、

却って、そのことが、マイルスというオーガナイザーとしての存在感を

際立たせる契機となった、重要なアルバとも言えるのではないか。

実にクリエイティブな音楽である。

 

そして、何より

こうした実験的でクリエイティブな挑戦でありながら、

アルバム全体の気品というかトーナリティが損なわれず、

実に完成度の高い、新たなクラシカルともいうべきスタイルを構築しているところが、

マイルス・デービスというミュージシャンの恐ろしいところである。

まさに、唯一無二のサウンドリエーターである。

 

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(sax)
Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b)
Tony Williams(ds)

1967/12

 

1. Prince Of Darkness

2. Pee Wee

3. Masqualero

4. The Sorcerer

5. Limbo

6. Voneta

7. Nothing With You

 


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