血の通ったチャレンジ
日本のジャズシーンを牽引していくだけの才能と人柄と可能性を
併せ持った、石若駿。
このSongbookシリーズを聴くと、心浮き立ち、ニンマリしてしまう。
「今後、自分を取り巻く音楽シーンは、どう変わっていくのか」
という質問に、彼自身が次のように答えている。
「これまで自分たちが他の国の音楽に憧れてきたように、これからは、(自分たちの音楽が)逆の立場になることが、近い将来ありそうだなって感じる。すごく着目されてくると思う。そしてそのように考えているミュージシャンが増えている気がする」
(https://www.youtube.com/watch?v=ASILsQ7VmYAより)
肌感覚で、石若駿の同世代、さらにはその下の世代のアーティストの手応えを
感じ取っているのだと思う。
なんとも頼もしい、羨ましい。
彼ほどの音楽の素養と修練尽くしたテクニックを備えたアーティストが、
世界に打って出ようとしているのである。
そして、重要なことは、
彼がそのことを為し得る、人格とリーダーシップを備えていることだ。
血の通ったチャレンジに大いに期待したい。
彼の多彩、多様な活動を振り返って、その思いを強くした。
石若駿(Ds)
角銅真実(Vo:2-5)、ermhoi(Vo:1,6)、Sara Rector(Vo:7)
Niran Dasika(Tp)、西田修大(G)
Marty Holoubek(B:2,5)、渡辺翔太(Syn:2)
Gideon Jukes(Tuba:1)、佐藤采香(Euphonium:1)、佐藤芳恵(Bcl:4)
須川崇志(B:7)、吉本章紘(Ts:7)、中島あきは(As:7)
1.OldfriendzII
2.おこのみやき
3.New Waltz
4.つづくよ
5.Song of New year's day
6.Rest
7.SSTC