やはり手が伸びる

マルコス、人妻のステイシーに手が伸びてるし、
自分も、なんやかんや言って、ステイシーのアルバムに手が伸びる。
なんてゴージャスで、軽妙洒脱な音楽なんでしょう。
音楽で、交歓し合う二人の成熟したやりとりが、伝わってきます。
ライブなのに、この完成度!
ステイシー・ケントの歌声や佇まいは、
やはり、他の歌手に見られない、特別な何かがある。
このライブを聴いて、改めてステイシー・ケントの素晴らしさを再認識した。
シルキーで、キュートで、どこか翳りがあって・・・
何度も日本に来ているが、一度も生で聴いたことがない。
コロナが収まったら、ぜひ、聴いてみたいアーティストの一人である。
YouTubeでこの二人の別の、クオリティの高いライブ映像もみられるが、
マルコスのステイシーに送る視線が官能的で、
旦那のジム・トムリンソンがヤキモキしないか、いらない心配をする。
それだけ、この二人の会話は、息があっていて、艶かしい。
マルコス・ヴァーリの芸歴長いだけじゃない、底力を感じさせてくれる、
素晴らしいライブアルバムをぜひご堪能ください。
PERSONNEL:
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MARCOS VALLE, piano, vocals 
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STACEY KENT, vocals 
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JIM TOMLINDON, tenor sax 
SIDE A:
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01. The White Puma (Puma Branco) 
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02. Look Who's Mine (Dia Da Vitória) 
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03. The Face I Love (Seu Encanto) 
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04. The Answer (A Resposta) 
SIDE B:
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01. Drift Away 
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02.Summer Samba (Samba De Verão) 
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03. Gente 
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04. Passa Por Mim 
SIDE C:
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01. Batucada Surgiu 
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02. La Petite Valse 
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03. If You Went Away (Preciso Aprender A Ser Só) 
SIDE D:
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01. Pigmalião 70 
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02. The Crickets (Os Grilos) 
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03. She Told Me, She Told Me (Sonho De Lugar) 
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04. My Nightingale