いたずらごころ
先にリリースされた「the sound of listening」と
同じメンバー、スタジオで録音された、第二弾的作品。
ジャケットも引き継いでいて、秀逸なデザイン。
このアルバムは、聴き始めた最初は、前作と比較して、
なんだか落ち着いて音楽に浸ることができるような安心感が湧いてくる感じがしたが、
よくよく聴き直してみると、やはりアプローチが斬新で、
アイデアがいっぱい詰まっている、とてもスリリングな仕上がりとなっている。
マーク・ジュリアナの懐の深さと言おうか。
現代のアート・ブレイキーと言ってしまいたい。
オーガナイザーとして、
ユニットを構成する才能溢れるメンバー個々のイマジネーションを
最大限に引き出す手腕は、大したものであると思う。
曲の進行が、多様性に溢れ、変化に富み、とてもスペイシーで自由。
ソリストの語り口も思う存分、遊んでいる。
前作に引き続き、とても心うばわれた。
タイトルが「MISCHIEF」=「いたずら」
私も、いたずら気分で音楽を奏でるという感覚を持って、
演奏に臨みたいと思う。
Mark Guiliana - drums, percussion
Chris Morrissey - bass
Shai Maestro - piano
Jason Rigby - tenor saxophone, percussion
1. Mischief
2. Confession #1
3. When the Day Turns into Night
4. Alive at the Same Time
5. Confession #2
6. Radio Carbon Dating App
7. Audience Américain
8. As You Were
バラードだけど曲者