JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Joshua Redman ジョシュア・レッドマン Roundagain

神々の戯れ

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個人的な趣味の話で、恐縮ですが、

基本、ジョシュア・レッドマンのテナーだけはあまり好きになれない。

まず、音色。

そして、鼻につく高音での装飾的なフレーズ。

そりゃ上手いのでしょうけど、全体的に、平板で、心に届かない、

そんな印象が変わらない。

 

しかし、以前、とても尊敬しているサックスプレーヤーが、

「ジョシュアの音楽は最高に素晴らしい。コピーするとよく分かる」と教えてくれた。

 

私にとって、聴かず嫌いの代表的プレイヤーであるジョシュア・レッドマンは、

依然として、苦手なタイプのミュージシャンであることに変わらないが、

「James Farm」のユニットが世に出た際には、

グループエキスプレッションとしての完成度の高さに、とても興奮した記憶がある。

時として、こういうエポックメイキングな作品をサラリと世に残していく

ジョシュアは、やはり、只者ではないイノベーターなのであろう。

 

この、アルバムは、まだ発売前で、Itunesで2曲だけしか聴けないが、

「Moodswing」以来、26年ぶりの同じメンバーによる邂逅の作品となっている。

恐る恐る、聴いてみたら、

さすがに、世界最高峰の超ヘビー級メンバーによる神々の戯れ!

時を経て熟成している!

何が凄いのかまだよく説明できないが、

「Father」と言う曲、やはり、なんともカッコいいのである。

早く全曲を聴いてみたいものだ。

 

Joshua Redman(sax)

Brad Mehldau(p)

Christian McBride(b)

Brian Blade(ds)

 

1. Undertow
2. Moe Honk
3. Silly Little Love Song
4. Right Back Round Again
5. Floppy Diss
6. Father
7. Your Part To Play

 


Redman Mehldau McBride Blade - "Father"