Mick Goodrick & Fred Hersch / Feebles, Fables and Fern

こんな素晴らしい録音が、なぜこれまでECMに眠っていたのか!
1988年に録音されたミック・グッドリックとフレッド・ハーシュの幻のデュオ音源『Feebles, Fables and Ferns』がついに陽の目を見た。ジャズギター界の「絶対的グル」と、繊細極まりないピアニストによる対話は、現代にあって過激なまでの新鮮さを放っている。
本稿では、なぜ今発売になったのか、彼らのデュオの素晴らしさとは何かを深掘りする。さらに、私が彼らの演奏に共通した「匂い」を感じるスティーブ・カーディナスの音楽性にも触れ、ストイックで外連味のない「空間の職人」たちの本質を探っていきたい。