JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Charles Lloyd – Trios  チャールス・ロイド   Chapel

やっぱり聴いてしまう

 

興味津々のロイドのプロジェクト、TORIOS。

その第一弾が、ビル・フリーゼルとトーマス・モーガンとの組み合わせ。

もう、最初から、人選だけで聴きたいと思うし、

聴き慣れてからも、つい、聴いてしまうし、

聴くたびに、ハマっていく。

 

気心の知れた、

フリーゼルとモーガンの二人が発する、抜群の癒しパルスに乗って、

ロイド仙人が、品よく、フワフワと徘徊する。

夢心地のひと時を与えてくれる。

 

ロイドの吹くテナーの音色が、いつもより余計にソフトな感じなのもいい。

年齢のせいかも知れないけど、音色の表情がいい意味で単調になっている。

まさに枯れた境地である。

欲のない、音である。

大好きな2曲目の「Song My Lady Sings」を聴くと、

思わず脱力して、別次元のリラクセーションに誘(いざな)ってくれる。

 

あの神がかった仙人ロイドマジックを期待する方々には、

少し、物足りないかも知れないが、

フリーゼルとモーガンに毒気を抜かれてしまったような

頑固で大柄なロイド爺さんも、なんともオツである。

 

繰り返しになるが、

やっぱり聴いてしまう。

 

Charles Lloyd (ts, a-fl)
Bill Frisell (g)
Thomas Morgan (b)

 

1. Bloodcount 
2. Song My Lady Sings 
3. Ay Amor 
4. Beyond Darkness 
5. Dorotea’s Studio

 


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