JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Melissa Aldana メリッサ・アルダナ 12 Stars

メリッサ・アルダナのブルーノートデビュー作

 

メリッサ・アルダナの技量と可能性を知ることのできる傑作である。

インプロバイザーとしての技量も素晴らしいが、

音楽全体の構成、展開力を備えたオーガナイザーとしての可能性感を感じる。

 

演奏にも参加している、ギターのラージ・ルンドの

プロデュースという点も興味深い。

全体的に、瞑想的、思索的なトーンで、内へ内へと向かうような感覚、

深い深い沼に、徐々に沈み込んでいくような印象は、

ラージとメリッサの内向的な、共鳴する感覚なのかもしれない。

4.曲目の「Emilia」などは、

とても穏やかだが、危ういダークネスを宿していて、気味が悪いほどだ。

 

彼女の生き様や想いをアイコン的にデザインしたジャケットも秀逸で、

このアルバムに賭けた彼女の強い思いを感じる。

 

こういう音楽を聴いていると、創造力を掻き立てられる。

感情の趣くままにと言うのではなく、慎重に言葉を選んで、

極めて抑制的に、様式美をめざし、表現に向かう姿勢に、

改めて触発されるのである。

 

 

Melissa Aldana(Ts)

Sullivan Fortner(Key)

Pablo Menares(Bass)

Kush Abadey(Ds)

Lage Lund(Gt)

 

1. Falling
2. Intuition
3. Intro to Emilia
4. Emilia
5. The Bluest Eye
6. The Fool
7. Los Ojos de Chile
8. 12 Stars

 


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