JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

Derrick Hodge デリック・ホッジ Color of Noise

フランクな色気

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昨年のリリースであるが、

新しい年の一発目に紹介すると決めていた一枚、

デリック・ホッジ、三枚目のリーダー・アルバム「Color of Noise」。

タイトルそして、モノクロのジャケットも秀逸。

 

素晴らしい出来である。

これからのミュージックシーンを牽引していく、オーガナイザーとして

稀有な可能性をもった一人であることは間違いない。

 

多彩で、ルーズで、自由で、フランクで、

何より、アルバム全体を通して、言い尽くせない色気がある。

正直、こういった先鋭的な音楽は途中で断念してしまう傾向が多いのだが、

このアルバムは、聴き進むごとに惹き込まれ、どんどん音楽に浸っていくのを感じた。

 

これからも、

ジェイコブ・コリアー や、ジャズではないけれども、タイラー・ザ・クリエイター

など、時代の感覚を鋭敏に捉え、新しい音楽を創り出しているアーティストの音楽に、

耳を傾ける謙虚さは備えていきたいと思う。

 

講釈はあまり加えたくない。

ひたすら、ホリッジの溢れるアイデアを、

まずは、聴き浸ってほしい。

 

Derrick Hodge(b,key,g,vo)
Jahari Stampley(org, p)
Justin Tyson(ds)
Michael Aaberg (key, synth)
Michael Mitchell (ds)
DJ Jahi Sundance(turntable)

 

1. The Cost 4:41
2. Not Right Now 6:27
3. Little Tone Poem 1:17
4. You Could Have Stayed 4:44
5. Color of Noize 7:03
6. 19 5:00
7. Fall 6:26
8. Looking at You 5:14
9. Heartbeats 3:33
10. New Day 5:33
11. You Could Have Stayed (feat. Jahari Stampley) 2:58

 

全曲紹介したいのですが、とりわけ思索的な雰囲気の一曲、


Derrick Hodge - Looking At You

 

そして、オフィシャルビデオをどうぞ


Derrick Hodge - Heartbeats (Official Video)