ボサノバ！ 久々に酔いしれる
この暑い毎日を乗り切るために、
清涼を求めるあなたにオススメの一枚。
レイラ・ピニェイロというボーカリストは、これまで知らなかったのだが、
ボサノバを歌う女性ボーカリストによくある、甘ったるくって、霞のかかったような
声質とは、一線を画していて、年齢を重ねた枯れた奥行きのある声質に惹かれ、
全曲、一気に通して聴いてしまった。
少し、松任谷由実に似た声質の味わいがあるような気もする。
ピニェイロの表現力にも唸らされるが、
１９４７年生まれの古参アントニオ・アドルフォ率いる小アンサンブルが、
これまた小粋で、確かなサポートで、実に素晴らしい。
押し付けがましくなく、サラリとピニェイロの歌に寄り添う歌伴に、
アドルフォのベテランとしての力量を感じる。
こうした極上の音楽を聴くと、
自然と頬が緩み、幸せな気分になれる。
そして、この幸せな気持ちを、誰かに伝えたいと思う。
すばらしい音楽を聴くと、いつもその繰り返しである。
- Acoustic Guitar, Electric Guitar – Roberto Menescal
- Double Bass – Jorge Helder
- Drums, Percussion – Marcio Bahia
- Flute, Alto Flute – Marcelo Martins
- Harmonica – Gabriel Grossi
- Percussion – Dadá Costa*
- Trumpet – Jessé Sadoc
- Piano, Electric Piano [Fender Rhodes], Producer, Arranged By – Antonio Adolfo
- Vocals – Leila Pinheiro
- Written-By – Antonio Adolfo, Tibério Gaspar
1. Dono do Mundo
2. Glória, Glorinha
3. Cláudia
4. Sá Marina
5. Vamos Partir pro Mundo
6. Teletema
7. Domingo Azul
8. Alegria de Carnaval
9. Caminhada
10. Giro
11. A Cidade e Eu
12. Ao Redor
13. Pela Cidade
14. Tema Triste
15. Correnteza
