JAZZ遊戯三昧

オススメのジャズアルバムを紹介してます。

市原ひかり SINGS & PLAYS

天性のジャズフィーリング!

f:id:zawinul:20200701214348j:plain

かねがね、市原ひかりは、ジャズフィーリングに溢れた人だなぁと、

いつも注目している日本が誇る若手アーティストの一人である。

サックスの中島朱葉の演奏を聴く時も同じように感じるのだが、

演奏が始まった途端、いつも上手いなぁ、楽しいなぁ、嬉しいなぁと、

思わず、顔がほころんで、笑みがもれてくるのである。

 

そして、今回のアルバムを聴いて、驚いた。

市原ひかりが歌っている!

知らなかったこんなに歌が上手いなんて。

それも、半端なく上手い!

発音も素晴らしく、ネイティブのボーカリストが歌っているよう。

そして、チェット・ベイカー同様、ペットもしっかり聴かせてくれる展開は、

一粒で、二度楽しい。

 

更に、更にピアノがジョシュ・ネルソン! なんと豪華!

なんて素晴らしい歌伴とピアノソロ! 上手いなぁ!

一粒で三度美味しい。

 

感嘆符ばかりのコメントになってしまったが、

これほど素晴らしいボーカルアルバムが、さらっと出てしまう、

日本のジャズ界も、捨てたもんじゃない。

 

繰り返して言う。

ハイブリッドで、楽しくて、粋で、自由で、素晴らしいアルバム!

ぜひ、多くの人に聴いていただきたい。

 

 

市原ひかり(vocal, trumpet, flugelhorn)

ジョシュ・ネルソン(piano)

ロブ・ソーセン(bass)

 

01 マイ・ファニー・ヴァレンタイン

02 マイ・シャイニング・アワー

03 ハウ・マイ・ハート・シングス

04 ビバップ・リヴズ

05 ビーイン・グリーン

06 嘘は罪

07 バット・ビューティフル

08 アイム・オールド・ファッションド

09 ライク・サムワン・イン・ラヴ

10 ウィル・ビー・トゥゲザー・アゲイン

 


市原ひかり「シングス&プレイズ 」- MV