ワクワクする! 「軽さ」と「確かさ」
あまりこれまで聴いたことのないタイプの音楽でも
わたしが、惹きこまれ、ワクワクしてしまう時に感ずるときの傾向として、
いつも「軽さ」と「確かさ」の感覚というものがある。
「確かさ」とは、
音楽の基本やテクニカルな素養があるレベルに到達していること。
「軽さ」「軽やかさ」とは、
展開、アプローチ、発想が斬新で独創的なのだけれど、
そのことを全く感じさせない、メソッドを超越したセンスがあること。
「確かな」音楽は、数多(あまた)あるかもしれないが、
なかなか上質な「軽さ」「軽やかさ」を纏った音楽は、そう簡単には生まれない。
思うに、歴史的な名盤と言われるものも、
常に「軽やかさ」を身につけている。
説明的でこれ見よがしの、押しつけ的な「重さ」から解放されて、
既にあるべきしてあるという、「軽さ=余裕」を伴う存在感が際立っているのが、
名盤の条件なのであろう。
もっと言えば、「軽さ」とは、
必然でありながら、
どこにでも飛翔していってしまえるような自由度と開放感を
併せ持っているのである。
まあ、簡単に言えば、
聴いていて、恐ろしく心地よく気持ちが奪われてしまうのである。
心がウキウキして、フワフワして、
あゝ、いいなぁと溶けてしまって、聴き耽ってしまうのである。
いけない、全くこのアルバムの二人の主役について全く紹介していない。
恐るべき、才能。
とだけ、コメントしておこう。
1 LOUNA’S iNTRO
2 WHATUP
3 SMiLE
4 BOWLiNG (feat. Thundercat)
5 NOT TiGHT
6 TWO SHRiMPS (feat. Mac DeMarco)
7 U DON’T HAVE TO ROB ME
8 MOON (feat. Herbie Hancock)
9 DUKE
10 TAKE A CHANCE (feat. Anderson .Paak)
11 SPACE MOUNTAiN
12 PiLOT (feat. Snoop Dogg, Busta Rhymes & Anderson .Paak)
13 WHOA (feat. Kurt Rosenwinkel)
14 SNiFF
15 THANK U
ハンコック をフャーチャーした「moon」 粋だなあ!!!